「夫婦別姓」若い世代は本当に望んでいるのか…?
今回の内容は取材に基づく…とは少々大袈裟ですが、30歳前後(アラサー)の女性10人と私が直接話をした内容です。今回は極少数の意見なのでXには投稿しません。こちらだけの内容です。
令和6年も残すところ後わずか。みなさん、本日は仕事納めでしょうか。1年間お疲れ様でございました。今年は元日の能登半島地震や羽田での飛行機事故、靖国神社での蛮行、支那深圳での日本人男児の事件、芸能人の異性に対する不適切な行動等々色々なニュースがありました。東京都知事選、岸田前総理の突然の辞任、総理総裁選、衆院解散による総選挙、政治に関する話題にも事欠かない忙しい1年でした。
私は東京15区に住民票を置いていますから4月の衆院補選もあり、選挙疲れの年でもありました。江東区は昨年(令和5年)に区長選が2回ありましたので、ずっと選挙をしているような感覚で、有権者としてとても疲れるなぁと感じていました。出馬された方々の方が大変だったとは思いますが、有権者も清き一票を誰に入れるか悩みますよね。安倍元総理亡き後、政党で選び時代は終わったので、候補者本人の思想や国家観を分析しなければ票を投じることはできないと考えていますので、来夏の参院選も頭が痛い選挙となりそうです。
9月の総理総裁選で小泉進次郎候補(当時)が話題に挙げた「選択的夫婦別姓」が一気に総裁選の注目政策となり、候補者インタビューでもマスコミが「選択的夫婦別姓に賛成か反対か」といった質問をしたことで、国民の関心も集まりました。推進派もここが勝負とばかりに大きな声をさらに大きく張り上げて「選択的夫婦別姓」を一気に推し進める流れを作ろうとしています。
衆院選では立憲が「裏金議員の追求」や「選択的夫婦別姓を実現する」といって選挙に打って出ましたが、結果はみなさんご存知の通り。国民の生活に目を向けた政策を前面に出した国民民主党が躍進しました。今、国民が望んでいることは「裏金議員の追求」や「選択的夫婦別姓を実現する」ことではなく、苦しい生活をなんとかして欲しい、手取りを増やして欲しい、減税をして欲しい、という切実な訴えです。これらを無視している立憲、そして自民党内左派は一体どこを向いて政治をしているのでしょう。今日の報道では岩屋外相の支那贔屓発言がとても気になりました、歴史を正しく理解していない=日本に根ざした国家観を持たない、ということです。国会議員は日本を中心にした政策を立案し実行するために尽力する姿が求められます。もちろん結果が全てではありますが、まずその前に、国民をしっかりと守り国を強く豊かに繁栄させる考えがないとなりません。真に国民目線の政治とは、天皇陛下のように私たち国民一人一人の幸福を祈り続け、それが実現するように政治をなすことです。言い換えれば、天皇陛下の願いと祈りを実現するために働くことです、そういった信念を持った政治家の誕生を願ってやみません。
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本日のスイーツは、私の隠れ家カフェバーのフレンチトースト😊
お店で手作りのパンとバニラアイス、あったかいフレンチトーストに冷たいバニラアイス…極上のハーモニーです。
ここで美味しいスイーツとアイスコーヒーを頂きまったりするのが大好きで、読書もよくしています(時にはパソコンを持ち込んで仕事をしたり…)。そんな先日、店内でこの本を読んでいました。
なぜか画像が横になってしまう💦 すみません。
お仕事帰りと思われる女性達も店内にいたので、すみっこで大人しく読書をしていたら「もしかして…近藤さんですか?」と声をかけられました。「Xのフォローをさせてもらっています。夫婦別姓に関する投稿をいつも見ています。まさかこんな所で会えるなんて」と、私もすっかり油断してのんびりしていたのでビックリ😆
10人ほどいる女性達は皆さん学生時代のお友達だそうで、アラサーになった今でも定期的に集まって飲んでいる、結婚を考える時期でもありマスコミやSNS で目にする「夫婦同姓は女性差別」という言説にうんざりしているとのこと。そこでアラフィフの私も混ぜてもらって「夫婦別姓をどう考えているか」についてお話をさせてもらいました。
推進派がよく使う世論調査の結果として「賛成・反対」のものがあります。
これは選択肢が二択なので民意を正確に反映させているとは言えないとXで投稿していますが、私のフォロワーさんもそれをよく理解していて、「制度が必要な人がいるなら…賛成でもいいかも」といった消極的な「賛成」が含まれている可能性を指摘していました。確かにその通りなのです、自分は夫婦同姓がいいけど本当に困っている人がいるなら…制度としてならいいんじゃない?といった消極的な賛成意見が含まれています。
なぜそのように断言できるのか、こちらの世論調査があるからです。
このデータをアラサー女性達に見せたところ、「納得です」と全員が言っていました。「他の人はそうすればいいけど、自分は結婚相手と同じ苗字がいい」「別々の苗字だと結婚した実感が湧かない」と言っていました。この読売新聞の記事の中には『結婚したことを他の人に知られたくない』という理由も書いてあり、それに対しては「プライベートなことだから理解はできるけど、知られたくないってことはないなー」や「逆に隠さなきゃならない人が理解できない」といった辛辣な意見もありました。「『制度には賛成だけど』は、だけどという言葉で直前の言葉を否定しているのだから、心情的には賛成ではない」という鋭い指摘をした女性もいました。
「ということは、皆さんは夫婦別姓には反対ですか?」と質問をしましたら、10人中8人は夫婦別姓に反対、2人はどちらでもない、でした。夫婦別姓に反対の理由としては
「だって必要ないから」
「どちらの姓になるにせよ夫と同じ姓を名乗りたい」
「結婚指輪をするのと同じ感覚で嬉しいから、同じ苗字がいい」
「好きな人の苗字を名乗りたい」
「それが当たり前だから。別々なんて寂しい」
「別姓なんて考えたことがなかった」というものでした。
婚姻後の改姓に伴って仕事や日常生活に不便が生じる、という推進派の声がありますが、経団連もかつては男女共同参画局と共に通称使用の拡大を行っていました。
その一例として、推進派団体が「不便がある」として挙げているものに対して、旧姓が使えるものをご紹介していきます。
①住民票・マイナカード(総務省)
②運転免許証(警察庁)
③パスポート(外務省)
④不動産登記(法務省)
⑤商業・法人登記(法務省)
⑥特許庁関係手続き(特許庁)
⑦銀行口座(金融庁)
⑧国家資格・免許(男女共同参画局)
国家資格・免許の各項目の例としては、看護師や医師、保育士も旧姓の通称使用が認められています。
このように旧姓が使える機会が拡大したことによって日常生活や仕事で不便や不利益を感じることはないと言っていいでしょう。実際にこれらの資料をアラサー女性達に見せたら、「これは知りませんでした!」とビックリしていました。夫婦別姓に関してどちらでもないと言っていた2人も「これだけ旧姓が使えるなら不便や不利益なんてありませんね」と言っていました。
すると当然湧き上がるのは、「推進派はなぜあんなに夫婦別姓にこだわるのか」という疑問です。改姓したくないから結婚できない=法律婚ができない、という推進派の言い分に対してアラサー女性達は「それって単なるこじつけじゃないの?」「改姓したくないならそもそも結婚してもすぐに離婚するよね」「その理屈が全然理解できない」と頭を悩ませていました。これは当然の反応だと思います。日常生活の不便や不利益がほぼ無いのだから、夫婦別姓を推進する理由は無いはずなんです。それでも夫婦別姓を実現しよう!と推進派が息巻いているのはおかしいですね。
「アイデンティティの喪失」も夫婦別姓の理由として挙がっていますが、アイデンティティとは簡単にいうと「自分とは◯◯である」という自覚や自信のことです。私であるならば「日本人女性である」はアイデンティティの一つです。「母親である」もそうです。「明るく楽しく朗らかに、をモットーにしている日本人である」とか、「スイーツが主食の変人である」もそうです。アイデンティティは独立した一つのものではなく、色々な要素を複合的に組み合わせて確立される「自覚・自我」です。
だから、婚姻によって失われるアイデンティティなんて、ごくごく僅かなものでしょう。その証拠に日本人女性の95%が夫の姓を選択して婚姻をしています。本当にアイデンティティの喪失があるならば、夫の姓を選択した既婚女性は「自覚・自我」が失われて生きることが辛くなって子育ても家事も仕事もできない精神状態に陥るでしょう。しかし、そんな事ありませんね、皆さん立派に妻として母として日本人女性として輝いています。「夫の姓に改姓させられてアイデンティティが喪失した」なんて言い分は、既婚女性を馬鹿にしていると感じます。そんな甘ったれたこと思ってないよ、と言って差し上げたい。被害者意識でいるのは精神的に良くないので、逞しく強くなることをお勧めします。
夫婦別姓にこだわるあまり、子供への配慮がないことも非常に残念でなりません。私は常々「選択できるのは夫と妻のみ、そのもとに生まれてくる子供にとっては強制的親子別姓です」と申し上げています。大人の勝手な都合だけで、子供達に配慮をしないのは親心がないと思っています。
アラサー女性達は未婚なのでもちろんお子さんはいらっしゃいませんが、「強制的親子別姓・兄弟姉妹別姓」について意見を求めたら、10人とも賛同してくれました。姉や兄の子供(姪や甥)を見ていてとても可愛くて愛しく思う、だからこんな可愛い子達を切り離すような親子別姓や兄弟姉妹別姓なんてやめてほしい、と言っていました。子供や孫の代にまで及ぶ夫婦別姓は、国民の7割と中高生の9割が反対しています。
令和3年に内閣府が行なった世論調査でも「夫婦同姓を維持」「夫婦同姓を維持した上で、旧姓の通称使用拡大」が半数以上を占めています。
どの世代を見ても、「夫婦同姓を維持(旧姓の通称使用含む)」が半数以上です。Xでこれらのデータを挙げると、「近藤はデータを誤読している」とか「改竄している」とコメントがつきますが、大喜利なのかな?って面白おかしく見ています。私の慌ただしい日常に笑いを提供してくれてありがたく思っています、本当ですよ。
だって、どうしたらそんな事思いつくの?ってビックリして笑ってしまうんです。笑いって予定調和が崩れ思いもしない事態と直面した時に湧き上がる感情なので、素っ頓狂なコメントを見るのが楽しみになっています。
アラサー女性10人と話し合った結果、「やはり夫婦別姓は必要ない」でした。
国民の大多数の意見を尊重することが政治家、特に国会議員には求められますね。極少数の人の意見だけを取り入れる政策は、大多数の国民の福利厚生に適いません。そして私が日頃から申し上げている子供の最善の利益にも適いません。来年は夫婦別姓に関する議論がより一層高まってくると考えられます。他に議論しなくてはならない重要な課題が山積みなのに…(;´Д`A
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来年も美しいスイーツを愛でながら日本を一緒に考えていきましょう。どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
弥栄
🔳近藤倫子(こんどうりんこ)1975年生、日本女子大学卒。児童家庭支援士、著述家。月刊WiLL、Gakken、展転社等での執筆と連載。夕刊フジへの寄稿。デイリーWiLLをはじめとするネット番組多数出演。子供の心の発達に関する講演、子育てや日本を伝える講演会も多数登壇。
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